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2015.03.27 Friday

メールやLINEの時代に・・手紙を書く

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    このところ意識して手紙を書くようにしています。学生時代の先輩や遠くで暮らす妹や、東京にいる娘、比較的身近に住む知人にも。特別理由はないのですが、メールやラインといった便利なツールのある時代に手紙もいいんじゃないだろうかと。

    万年筆が好きなせいもあるかもしれない。ペン先がやわらかくて筆に近いんですよね。それから手は脳に近いということも感じる。思い浮かんだこと、考えたことを綴っていくときに、手書きはkeyboardと微妙にちがうみたい。

    だからHPの商品ページやブログを更新するときもまずはペンでざっと書いてみる。その方がいきなり入力するよりもスムースです。単に人間がアナログにできているというだけのことかもしんないけど。

    「寺内貫太郎一家」や「時間ですよ」を演出していた久世光彦さんがエッセイで、まだ一般の家庭に電話がなかった頃の話を書いていました。

    訪問するときは葉書か電報でいつおよそ何時頃お邪魔します、と伝える(そうだ太宰治なんかも用件の或る時に電報を打っていたなあ)。そうするとやってくるお客様を迎えるためにお掃除をして、お茶菓子を用意して、お迎えする服を着て・・・。

    なんだかのんびりしていたように感じるけど、そういう過ごし方の中で、僕たちの心は、情緒や感受性はゆったりとすこやかに育っていったのではないかと思う・・・・。

    源氏物語や枕草子の「もののあはれ」を感じ取るセンサーは、DNAだけでなく、それと結びついた時間の過ごし方の中で培われていったはず。大げさだけれど、手紙を書く時間というのは、そんな風にこころをせき立てないでゆるやかに育ててくれるように思えて。

    ああ、そうだ。手紙といえばよく喫茶店で書いたけど、手紙を書く時間はきまってお茶の時間ですね(少なくとも僕の場合は)。

    珈琲だとさいしょの一杯を飲み終えて、おかわりしようかなあと考えちゃうけど、こんなとき、ポットで紅茶がたのめるといいです。箸休めならぬ筆休めで、傍らに温かい飲み物があるのはとてもありがたいから。
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