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2015.07.06 Monday

脳とお茶時間

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    JUGEMテーマ:コラム


    一流の芸術家といわれる人たちが、絵や音楽や彫刻を創るときは、誰しも創作に取りかかる前に完成されたイメージを鮮明に持っているそうです。自分の中に思い描いた完成形を具体化しようと絵筆や鑿を持ち、五線紙に向かう。ところが何かの拍子に、誤ってキャンバスにぽとりと絵の具を落としてしまうことがある。

    そういうとき、最初から描き直す場合とそうしない場合がある。そうしないでどうするかというと、その間違って落としてしまった色をなんとか生かして作品を仕上げることを考える。この場合は、最初にイメージした完成形のままではうまくいきません。

    予想外、予定外の失敗やアクシデント(出来事)を吸収して、吸収しつつ全体の調和を図り、当初思い描いたイメージとは微妙に異なるシナリオ(筋書き)を書いていく作業が発生します。そうして当初のイメージを生かしながらも、アクシデントをその中に吸収しようとすると、はじめに考えていたイメージよりも面白い作品ができあがることがあるのだ、というのです。

    こういった偶然起こる失敗や出来事のことを偶有性というらしいのですが、実は我々の脳というのは、この偶有性が大好きなんだそうです(脳科学者の茂木健一郎さんによれば)。脳は単純なくり返し、いつもおんなじ思考や行動のパターンを嫌う。

    そんなんばかりだとおもしろくなくてあんまり働かなくなる。でも、こうした予想外、予定外の出来事に出逢い、さあどうしよう?となったときは、俄然やる気を出して、全面的にバックアップしてくれる。そしてすばらしい成果を産む。

    私なんかは、予定どおりに物事が進まないとイライラし、それをストレスと感じてしまったりしがちですが、実はそんなときこそ、脳が喜んでいる。創造性という豊かで可能性のあるアイディアを発明しようとしているみたい。そう考えれば、失敗やアクシデントを、ストレスと感じなくなりそうです。

    ところでその茂木さんによれば、人間の脳というのは、絶対に休むことがなくて、寝ているときも働いている。昼間のうちに起きて経験したことを整理している。要するに脳は、情報をいっぱい蓄えておいて、それをオフのときに整理する。その整理する中から創造性というのがうまれてくる・・・・。

    というのですが、同じ起きている時間の中で、能動的・意識的に活動している時間と心とからだを休めてリラックスしている時間(たとえばお茶の時間)がありますね。このリラックスタイムは、意識的な時間に吸収したことを整理している時間と言えそうです。もしそうだとすればお茶を飲む時間は、われわれに豊かな創造性をもたらすのかもしれません。

     
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