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2017.12.25 Monday

粉茶と粉末茶の違い

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    粉茶と粉末茶は、実は違うものです。当店にいらっしゃる方のなかにもけっこう混同している方もいらっしゃるのですが、その違いについてご説明します。

     

    「粉茶」とは、緑茶を仕上げ加工(形を整え、保存性を高めるために行う作業)する途中で、お茶の葉が崩れたりしてできるお茶の破片の細かいものをいいます(比較的大きいものを芽茶といいます)。

     

    加工の際に発生し、選別される性格から、くき茶、芽茶と同様に出物(でもの)といわれ、いずれも値段の割においしい、つまりコストパフォーマンスのたかい緑茶です。ことに粉茶がそうで、お茶が大好きでたくさん飲む方が好んでお求めになる商品と言えます。江戸前寿司のお店などで茶漉しを使って淹れてくれるのも粉茶が多いです。

     

    それに対して、最近だと回転寿司のお店のテーブルなどに用意してあって、茶碗にその粉末を直接入れてお湯を注いで召し上がるのが「粉末茶」です。こちらは緑茶を石臼や粉砕機で非常に細かい微粉末にしたもので、抹茶もそうです。

     

    最近、この粉末茶が普及してきた理由は、ひとつは手軽さのせいで、急須を洗ったりする必要がないし、茶殻の処理もいらないからです。

     

    もうひとつは栄養摂取のためです。

    緑茶は梅とともに天然のアルカリ性食品で、からだによいビタミンや成分をたくさん含んでいますが、その中でお湯に溶け出さない成分があります。ビタミンEなどがそうで、そうした成分は一般的なお茶の淹れ方だと急須の中の茶殻に残ってしまう。

    けれど、お茶をまるごと粉末にして、お湯を注いで飲んでしまえば、それらの(お湯に溶け出さない)成分も一緒に飲むことが出来る(溶けてはいないけれども混ざった状態で)。そんなわけで、より手軽にたくさんの栄養を取り入れることができるのが粉末茶の魅力でしょう。

     

    ですが、扱いに注意が要ります。微粉末だから、それだけ傷みやすい。ちょっと空気に触れているとたちまち酸化してしまいます(回転寿司店のカウンターの粉末茶のほとんどがそうなっています)。なので、できるだけ小さな容器に入れて小まめに補充することが肝要です。

     

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