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2018.09.26 Wednesday

台湾お茶事情・・ティバッグ入りのボトル飲料

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    台北の桃園国際空港のロビーにあるコーヒースタンドで見つけたのは、ペットボトルに入ったウーロン茶で、なんとそのボトルの中には大きめのティーバッグが入っている。これは中国や台湾の人がふだん持ち歩いているラオパンペイという茶葉入りの水筒の延長にある商品だと思った。

     

    あちらの人は、朝、出勤や通学前に、自前の水筒にお茶の葉を入れ、熱湯を注ぎ、蓋をして持っていく。喉が渇いたら蓋にお茶を注いで飲むんだけれど、その時、水筒内の茶葉が出てこないように注ぎ口に網がついています。

     

    水筒のお湯がなくなると、とにかく至るところでお湯はもらえるらしく、お湯をつぎ足しして、また飲む。という作業を1日に何回か繰り返す。中に入っているお茶の葉は、朝おうちでいれたものだから、だんだん薄くなっていくけれど、それでもちゃんと味や香りは楽しめます。

     

    これは、ウーロン茶の製法がもたらしてくれる恩恵なのですが、それはともかくティーバッグ入りのボトル飲料はとても合理的な商品と感じました。お茶が変質しやすい緑茶ではなくウーロン茶だからということもあると思いますが、お湯ないし水を注いでそれを密封する。

    ボトルの中に浮かんでいたり沈んでいるのが大きめのティーバッグです。

     

    そうして飲むのが一番自然だしおいしいのです。コスト的にも安い筈です。それと比べると本来時間をおくと色も成分も変わってしまう緑茶に酸化防止剤を加え、さらに日持ちさせるために熱処理をして、その製法ゆえにうまれる妙な味がお茶のおいしさを明らかに損なっている。

     

    それが日本でたくさん普及しているペットボトルのお茶だと思います。技術と手間をかけてわざわざまずくしている、といったら叱られそうですが。そこへいくと、台湾でみつけたボトル飲料は、とても素直なつくりかたです。

     

    おいしさを優先し、必要以上の手を加えない。もちろん、そういう商品だから、日持ちはしないのですが、そこは良くしたもので、ちゃんと賞味期限以内で売り切れるのでしょう。

     

    このスタイルの商品がもし日本で出回ったら、ひょっとしたら、現在のボトル飲料は大きなダメージを受けるかもしれません。まるでコンビニの100円珈琲が缶ドリンク市場を縮小させたように。

     

    考えてみれば、それは当たり前の話なのです。私たちの味覚は、成長しますし、よりおいしいものをある期間飲んだり食べたりするとその味が基準になっていくからです。

     

    決してとびっきりおいしいとは言えないにしても、挽きたて淹れ立ての珈琲が缶コーヒーよりおいしいのは明白です。同じように、いじり回したボトルのお茶より、ティバーグで淹れたお茶が旨いのも当たり前の筈だから。

    JUGEMテーマ:コラム

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