2018.11.25 Sunday

セイロンティ、ディンブラと「やぶきた」の共通性

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    アッサムティのオレンジペコー(大きな葉っぱの上級品)を飲み続けていた時、コクがあってまろやかで、それもスケールの大きなまろやかさとコクを感じ、それでいて渋味がとても少ないことに南九州を中心に栽培されている緑茶品種「ゆたかみどり」のイメージが重なった。

     

    まあ、おなじ品種でも加工の仕方や栽培地の標高や日照時間のちがいによってずいぶんテイストがちがってくるだろうからもちろん一緒くたにはできないけれど。「やぶきた」よりも大柄なたっぷりした味わい、数日間遮光をすることで渋味が少ないこと、などが共通項のように感じました。

     

    これと同じようなことが、セイロンティのディンブラと、牧ノ原など平地でつくられる「やぶきた」にも言えるように思います。スリランカで採れる紅茶、セイロンティにはもちろんたくさんの種類があります。

     

    主に高地で育つハイグロウンティのウバ、ヌワラエリヤ、ディンブラ。中腹で栽培されるミドルグロウンティのキャンディ。低地でつくられるローグロウンティのルフナなどで、標高の高いところで育つお茶ほど香りがよく、味も澄んでいる。

     

     

    ウバはメンソールのようなサロメチールのような香りをもつけど渋味も強い。ヌワラエリアは、日本の高地で採れる緑茶に近い、爽やかな香りとキリッとした渋味を伴う。そんな個性的なハイグロウンティの中にあって、ひとりディンブラだけが、香りこそおとなしいけど、ソフトでやわらかな味をもち、渋味も少ない。

     

    この女性的とも言えるティストが日本の紅茶市場においても、多くの人に好まれる魅力=The紅茶として支持されているようです。アッサムティのようなたっぷりとした味わいはないけれど、繊細で優しい顔を持つ。

     

    それは日本の緑茶のスタンダードといえる牧ノ原など平地でつくられる「やぶきた」がもつほどよいコクと甘味をもちながら、わずかの渋味が作用して爽やかな後味を残す。それゆえに毎日飲み続けても飽きることがない。という事情に似ていると思うのです。この仮説、間違っているかなあ?

     

    2018.11.11 Sunday

    アッサムティと「ゆたかみどり」の相似性

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      基本的に味覚(感覚)が鈍いのか、ひとつのことを身体で覚えるのに時間がかかるみたいで、例えば紅茶のアッサムの味や香りをなんとなくわかるのに、2週間くらいは毎朝飲み続ける、ということをします。

       

      もちろん勉強というより好きだから楽しみなのですが。そうしておいしくはいったり、そうでなかったり、を繰り返していくうちに、そのお茶の特徴、チャームポイントみたいのが感じられ、全体としての姿、プロポーションが自分の中で少しずつ明確になっていく。

       

      そんな要領でこのところ飲んでいるのがアッサムティのオレンジペコー(大きな葉っぱの上級品)です。淡い水色のダージリンなんかと対照的に、濃い赤の茶液。バラの香り、ビスケットの香りといわれてみればそんな感じ。

       

      ポットにお茶を入れすぎたのがこぼれて染みだらけのティーコジーが

      恥ずかしいですが。

       

      濃くてまろやかで、甘みがあり、セイロンティのたとえばソフトな味わいのディンブラでさえ少しは感じられる渋味がほとんどない。まるで日本の緑茶の「ゆたかみどり」みたい。そしてセイロンのディンブラなんかは甘味とわずかの渋味がバランスして、飲んだあとが爽やかな、中蒸しの「やぶきた」を思わせる。

       

      なんてこというとあっちこっちから叱られそうですが、イメージとしてはそんな気がします。赤ワインの品種に喩えたら、アッサムティはまろやかなメルローだと思うなあ。

       

      アッサムがベースの堂島ブレックファストです。

      ムジカティの看板商品でもあります。

      2018.08.27 Monday

      紅茶の香りに誘われて

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        緑茶を飲むとき、口に含む前に香りを楽しむ人は少ないでしょう。かくいう僕自身がそうでした。そんな自分が香りを味わうことを意識するようになったのは紅茶(ウーロン茶もそうだけど)を好きになってからです。

         

        紅茶はダージリンやウバをはじめとして明確な個性をもった香りが楽しめます。ウーロン茶だって、鉄観音も黄金桂も東方美人もそれぞれの香りが味とともにお茶の魅力を感じさせる。実は緑茶も中国で作られたものは、香りに特徴があります。

         

        けれど日本の緑茶は、総じて香りがおとなしい。それは日本の緑茶の特徴である蒸して作るという製法上の制約があるから。蒸すことによって、味は良く保たれるけれど、香りが弱くなってしまう。

         

        加えて苦味渋味を抑えるために蒸し時間が昔に比べて長くなっているから、余計にそうなってしまった。その結果、香りを嗅いで楽しむという行為に自然に誘われることが少ないのでしょう。

         

        紅茶もウーロン茶もそれからワインももともと充分に香りがあるので(香りが強いものが多いので)、自然とその香りを嗅いでみたい、楽しんでみたいと誘われるのだと思います。

         

        そうして香りの魅力に惹かれると、そこには新しい世界が待っている。というのは大げさかもしれないけど、僕はお茶を飲んで、香りを味わおうと意識すると、なんというか五感が目覚めさせられるように感じます。

         

        眠っていた細胞が、香りをキャッチしようとして、起きてくるような。脳も、知覚を総動員して受け止めているように。それからは、緑茶を飲んでも、日本酒を飲んでも、たとえおとなしいものでも自然と香りを意識するようになりました。

         

        紅茶やウーロン茶が緑茶の魅力を広げてくれるように思えます。

         

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